ランナー貧血とは
皆様こんにちは! 平和島駅より徒歩1分にあるPERSONAL TRAINING STUDIO U(スタジオユー)です!
手軽に始められるため、取り組む人が多い運動の一つとして挙げられるのがランニングです。 そんなランナーの方が発症しやすいトラブルの中でも意外と知られていないものに、ランナー貧血があります。 動悸や息切れ、パフォーマンスがどうしても上がらない……といった症状があればランナー貧血になっている可能性があるのです。 そこで本日は、ランナー貧血の特徴や貧血に悩まされずに走るためのコツについてお話ししていきます。
- 運動中の不調の原因がわかります。
- ランナー貧血がどんなものかわかります。
- 貧血による影響を最小限にする方法がわかります。
目次
・ランナー貧血は3種類ある
貧血の原因や症状は様々なものが考えられますが、スポーツをすることで起こる貧血をまとめてスポーツ貧血と呼ぶ事があります。 そのなかでも、日常的にランニングをしている方に起きやすいと言われているものがランナー貧血です。 ランナー貧血にはいくつかの原因があると言われていますが、発症する人が多い順に、鉄欠乏性貧血、エネルギー不足による貧血、溶血性貧血となります。 稀なケースになりますが、この3つに当てはまらない場合、亜鉛不足が原因となる亜鉛欠乏性貧血なども考えられると言われています。
・放置すると重症化することもある
一般の方が趣味や体力づくりを目的に行うランニングであれば、ランナー貧血の兆候や症状は、体内の低酸素状態による動悸や息切れが多いようです。 そのような兆候が出た時点で、しっかりと血液検査を実施した上で医師による鉄剤の服用などの治療を行えば未然に重症化を防ぐこともできますが、普段からハードなトレーニングを行っている方であればあるほど、動悸や息切れに気づきにくく、不調を感じてもトレーニングを続けてしまったりすることが多い傾向にあります。 そのような状況が続くと、結果として貧血症状が徐々に進行し、重症化してしまう事があるのです。
ホルモンの影響で貧血を起こす事もある
最近では、肝臓から分泌されるヘプシジンというホルモンの働きによって貧血の発症に大きく影響していることが研究により判明してきています。 ヘプシジンとは、鉄の吸収を阻害する働きがあり、体内の鉄を減らす鉄代謝ホルモンの一つです。 このホルモンは、運動をすればするほど分泌され、便から鉄を排出してしまうため、鉄欠乏性貧血を引き起こす原因となる事があります。 さらにヘプシジンの分泌は、鉄を栄養源とする細菌や、活性酸素により細胞が傷つけられるいわゆる酸化ストレスへの防御反応の1つで、何らかの細菌感染や炎症がある場合に増える傾向があると言われています。
※運動だけでなく、風邪などの細菌感染による不調がある時にも、鉄欠乏性貧血のリスクが高まる可能性があるので注意が必要です。
・ランニング以外でも貧血を起こしやすい運動がある
ランニング以外にも、貧血の主な原因となる鉄欠乏やエネルギー不足、溶血を起こしやすいスポーツ=貧血を起こしやすいスポーツといえるでしょう。 特に、競技時間や練習時間が長く、体力消耗が激しいサッカー、ラグビーなどの競技や踏み切りと着地を繰り返し、足の裏に衝撃を与えやすい傾向があるバスケットボールや剣道などといった競技も貧血を起こしやすいと言われているのです。
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お客様
貧血にはどんな種類がありますか?
よく知られている鉄欠乏性貧血のほか、溶血性の貧血などがあります。
ランニングをすると貧血を起こしやすくなるのでしょうか?
はい、長い時間ランニングをすると貧血を起こす可能性が高いため注意が必要です。
他に貧血を起こしやすい運動はありますか?
体力消費が激しいスポーツや足裏に衝撃を与えやすい競技は貧血を起こす可能性が高いと言われています。